【美容心理】肌心理・化粧心理を可視化【肌診断】に利用できる分析ツール/IP-Beuty Psychology Analysis Tools

Ⅲステップ開発で実用化

女性回答者のドライ感覚(DRY)とオイリー感覚(OILY)を同時に測定し、肌感覚(肌官能)を『見える化』する「肌質・肌タイプチェック」の研究は2000年からスタート。

IP肌診断,3ステップ開発,ビッグデータ解析,統計的エビデンスで高精度と実用性を追求

タテ×ヨコ・二次元平面のどこかにすべての女性をポジショニング、シンプル構造で多様で複雑な女性の肌感覚を識別する初期バージョン(13問)について2008年に出願、2013年に特許取得(特許5419004号)

全女性の肌感覚をポジショニング判定,IP肌診断,D&O識別面

【わかりやすさ】シンプルで公知の分類法にもフィット

当時は十分に認知されていなかったAI(人工知能)の開発設計と同じ考え方、ビッグデータの統計処理手法に基づいて開発しましたが、さらに改良を重ねた精度向上バージョン(21問)を、AI運用との親和性も高めた形で出願、2023年に特許取得(特許第7349125号)

 ◇タテ軸=乾燥感覚(ふつう-強い)
 ◇ヨコ軸=脂性感覚(ふつう-強い)

タテ軸・ヨコ軸の各得点から導き出されるポジションで、すべての女性の肌感覚を可視化します。
この識別方法は公知の4ゾーン分類法とも合致しています(光井武夫ほか:新化粧品学(光井武夫 編)2001,p28-32)

【直感性】全体可視化で「複雑系」をすばやく理解

また「肌質・肌タイプチェック」と同じ21問で、ベースメイク指向(BM/MB)と基礎スキンケア指向(SC/EST)を同時に測定し、お化粧意識を『見える化』するために開発した「化粧心理の可視化」の特許も取得(特許第7368821号)

 ◇タテ軸=ベースメイク指向【目立たなくする、より美しく魅せる】(ふつう-強い)
 ◇ヨコ軸=スキンケア指向【土台から整える、素肌美を追求する】(ふつう-強い)

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【2つの利用法】肌診断モード/分析統計モード

【肌診断としての利用】チェッカーモード/お肌や美容の最適アドバイスに

私たちが開発した肌診断システムは、21の質問にYES☑をするだけで、すべての女性の肌感覚(肌官能)を判定します。
肌診断システムの「回答」から「判定」まで30秒以内(平均20秒/人)
※回答欄の☑は後述の「ドライでオイリーな混合肌を自覚している30代後半女性」の回答例

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ひとりひとりの回答はビッグデータと照合され、乾燥感覚(DRY)、脂性感覚(OILY)、ベースメイク指向(BM)、スキンケア指向(SC)の4尺度ごとに「ふつう-強い」ランキングに基づきポイント化されます。

なお、脂性感覚(OILY)は「皮脂量の多さO1」と「毛穴の調子O2」の2尺度でポイント化されるため、若年層から中高年層まで幅広い年齢女性の脂性感覚を高精度で測定することができます。

IP肌診断結果と提案アドバイスの一例/30代後半女性例

【D&O識別面:肌心理の可視化】

【D&O識別面:肌心理の可視化】ではタテ軸の乾燥度(DRY)ポイントと、ヨコ軸の脂性度(OILY)ポイントにもとづき、識別面上の1点にポジショニングし彼女の肌心理(肌感覚、肌官能)を可視化します。
※30代後半女性例のD&O判定結果5-3/ドライでオイリーな混合肌を自覚

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タテ×ヨコ各5段階の25ゾーンには、ビッグデータの統計的傾向で裏付けられたそれぞれのプロファイリング情報が多数用意されています。

肌の調子に関するプロファイリング情報

それぞれのプロファイリング情報を重ね合わせることで、例えば「乾燥度5-脂性度3」女性の肌感覚をより深く理解でき、また(エステティシャンや美容部員である)貴女との違いや似ている点を比較しながらアドバイスできるようになります。

例えば「5-3」の女性は、肌質が「D乾燥系」、肌の調子が「Hわるい」。

このシンプルな原則で、主観判断に陥りがちな肌感覚を、自他比較を通じて理解できる客観的な実用性が、ほかの肌診断法と大きく違う点です。

なお、サンプル女性は「敏感肌」を自覚していませんでした。
しかし「5-3」は敏感肌のトップハイリスクゾーンで、また質問No15で「肌の敏感・過敏」が気になると回答していることから、彼女には乾燥系敏感肌【予防】のスキンケア提案が、肌の調子の改善をうながし、かつ、本人の肌感覚に合ったアドバイスになります。

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【B&S識別面:化粧心理の可視化】

【B&S識別面:化粧心理の可視化】ではタテ軸のベースメイク指向と、ヨコ軸のスキンケア指向にもとづき、識別面上にポジショニングして彼女の化粧心理(=化粧意欲)を可視化します。
※30代後半女性例のB&S判定結果1-5

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同じサンプル女性では、ベースメイク指向「1」スキンケア指向「5」で、相対的にスキンケア指向が非常に強い結果となりましたが、ここで考慮する点は彼女の肌感覚(D&O識別面5-3)。
彼女への「敏感肌予防のスキンケア提案」が効を奏して肌の調子が持続的に改善すれば、年齢的にもベースメイク指向をまだまだ高める余地がありそうです。
「美しく魅せる、お化粧意欲を高める方向へ、ステップアップ」は、彼女の取り組みへのモチベーションを高めることになります。

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ひとりひとりへの最適なアドバイス&提案は、顧客満足度を高め、顧客単価や顧客生涯価値(LTV、Life Time Value)を高める方向に作用しますが、IP肌診断の可視化により最短の方向性をお客様とともに考えることができます。

【美容心理の分析】統計モード/マーケティング・教育・マネジメントに

統計モードでは、チェッカーモードで蓄積された女性グループのデータをヒートマッピングすることで集団の傾向を可視化します。

乾燥肌・混合肌・脂性肌・ふつう肌の4つの基本肌タイプ(自覚)は、それぞれ左上・右上・右下・左下に集中して分布します。
この結果は上で述べた公知の4分類法に合致しています。

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ほかに、例えば「毛穴の汚れが気になる」女性の分布を可視化することで、この悩みがどういう性質のものかを考えることができます。
◆全女性での発生率30.5%/25ゾーンの各発生率/5,000人のマザーデータ(デジタルレポート)より

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毛穴の汚れは、脂性度の強まりに比例して、混合~脂性系ゾーンで発生する一方、ふつう~乾燥系ゾーンであまり発生していないことが確認できます(←肌質のプロファイリング情報との重ね合わせ)

先に紹介した「敏感肌リスクのプロファイリング情報」と重ね合わせてみると【毛穴の汚れと敏感肌リスク】といったような、従来では考える手がかりすら無かった美容課題を検討することも可能になります。

【顧客カルテ・顧客管理】蓄積が少ない当初はデジタルレポート(BIツール)がサポート

統計モード利用は一定のデータの蓄積が必要ですが、データ量が少ない当初は私たちのデジタルレポート(WEB環境で利用できるBIツール、マザーデータ/5,000人のビッグデータ分析)をご利用いただくことで、データ不足の課題をサポートします。

ターゲティングと需要予測、営業マーケティング、教育マニュアルの作成など

デジタルレポートは統計的推計に十分な5,000人のビッグデータで作成されており、商品企画開発・販売促進・広告宣伝におけるターゲティングと需要予測、さらには営業戦術戦略策定などのマーケティング、教育プログラム構築・教育マニュアル作成などの各シーンで、今すぐにご活用いただけます。

データ解析に習熟するにつれ、独自のプロファイリングで、オリジナル性が高い、ユニークで差別力のある美容健康ビジネスを構築・展開できるようになります。

「肌診断21問セット」をアンケートに組み込み→データ収集→処理→納品で統計モードを即時利用

ヘルス&ビューティに関連したテーマで、今後実施したいアンケートがある場合、
 ①弊社の『IP肌診断21問セット』を組み込んでいただき、
 ②貴社にて収集いただいたデータ(21問部分)を、
 ③弊社へご提供いただきましたら、
 ④弊社でポジション得点化(例5-3など)したデータを納品する
という流れで、統計モードを即時ご利用いただけます。

もちろんアンケート設計から集計分析に至る全プロセスをお任せいただくことも可能です。
インターネット調査によるデータ収集であれば大手外部提携で対応可能。必要に応じてご相談ください。

商品開発・モニター調査シーンでのご利用提案

特に商品開発シーン(サンプリング&アンケート)において重要な肌官能(通常は無意識下にある)と使用感のフィッティングなど、従来であればコストと手間のわりに、サンプル数はもちろん、客観性が弱いデータしか取れないとお困りであった企業でのご利用をおススメします。

例えば、サンプル例のD&O5-3付近の女性をターゲットとした化粧品の最適処方を決定する際にご活用いただくと効果的です。
 例/当該処方の評価が高いゾーンをスクリーニング⇒新商品の処方・ターゲティング・訴求の検討
 例/既商品の課題の洗い出し⇒ターゲティングを含むリニュアル方針の検討、など

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